調理食品検査について

HACCPの考え方を取り入れた食品衛生自主的衛生管理について

食品営業事業者は調理器具などについてはサンコリテップを活用した自主検査を実施し、衛生管理計画が適正であるか検証する為、専門機関の検査等で食品検査を年1回以上実施が義務付けられております。その検査結果等はHACCP管理システムや管理手帳に記録してください。

1. 自主検査対象施設
飲食店(旅館業も含む)営業施設
2. 受付日程
検査受付日程」のページに掲載されている自主検査受付日程表の中でご都合の良い会場に検体をご提出ください。
3. 検体量
1品につき100g~200g
※極端に少ない場合は検査できない場合もあるので必ず100g以上にしてください。
4. 検体種類
営業者の施設で調理加工、調整した食品とする。
(卵料理、サラダ、煮物、焼き物、蒸し物、刺身、食肉、魚肉等から1品)当日の朝食を原則とする(前日の夕食の場合、冷蔵保存されたものは可)
5. 検査項目
  • 一般生菌数
  • 大腸菌群
  • 食中毒原因菌(サルモネラ属菌、黄色ブドウ球菌、ウエルシュ菌、腸炎ビブリオ菌等検査食品により選択)
6. 料金(1品ごと/税込)
一般生菌数 会員:1,980円/非会員:2,200円
大腸菌群 会員:2,750円/非会員:3,080円
上記3項目セット料金 会員:5,170円/非会員:8,800円

※小規模事業者の場合、3項目のうち1項目だけでも実施してください。

7. 申請書
検体名称を記入してください。
施設名を必ず記入してください。
8. 検体を採取する方法
盛り付けする状態の食品をワールパックに入れ、必ず袋に施設名を記入し口を閉じる。
9. 検体を運ぶ方法
発泡スチロール箱等温度変化の少ない容器を利用する。
(5℃以下に冷蔵又は冷凍保存する。)
10. 検査の結果
検査申請者に通知しますので、HACCP管理システムや管理手帳に記録してください。
11. その他
検査日に受検できない場合は、北アルプス食品衛生協会事務局にご相談ください。

(参考)調理食品検査について

1. 検査対象
  • 調理加工して提供する食品中「無加熱食品」とは、刺身類、サラダ、ハム又はソーセージなどをスライスしたもの及び野菜、冷や奴等。
  • 「盛り込み又はつめ合せ食品」とは、折詰、弁当又は皿盛り、盛り付け等の形態で、相当数の食品を盛り込み、盛り付け若しくは詰め合わせにしたものを言う。
2. 検体の選び方
自分の施設で調理、加工、調整した「無加熱食品」「盛り込み又は、詰め合わせ食品」など(サラダ、卵焼、刺身、煮、焼、蒸し物、生食肉、魚肉等)
3. 食中毒菌の選び方
調理食品の種類により、一般細菌、大腸菌のほか、食中毒の起因菌となる、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、ウェルシュ菌、腸炎ビブリオ、病原性大腸菌などの検査も実施して、食品の安全確認を図ることが大切です。

1. 一般的な調理食品で野菜等を使ったような食品・野菜サラダ サルモネラ菌/E.coli(病原性大腸菌)
2. 食肉料理・馬刺料理・玉子料理・淡水魚料理・うなぎのたれ サルモネラ菌/E.coli(病原性大腸菌)/シードモナス カンピロバクター
3. おにぎり・玉子焼き・にぎり寿司・煮物 黄色ブドウ球菌/サルモネラ菌/腸炎ビブリオ
4. 刺身・生の魚介類(海の魚・貝類・淡水魚) 腸炎ビブリオ/シードモナス
5. 鶏肉料理・刺身用鶏肉 カンピロバクター/サルモネラ菌
6. 根菜類を基にした煮物・カレー・ルー・シチュー・うなぎのたれ ウェルシュ菌/サルモネラ菌
7. チャーハン・ピラフ・オムライス・スパゲティー セレウス菌/ウェルシュ菌
4. 3項目検査の推進 [ セット料金(税込) 会員:5,170円/非会員:8,800円 ]
1検体につき、一般生菌数1、大腸菌群1、食中毒菌1の3項目検査を行った場合、検査料金は、「セット料金」として格安となります。なお、1項目ずつの検査も受け付けます。

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